Surfshak

Surfshark VPNの徹底レビュー:接続台数無制限が良い

Surfsharkを徹底レビュー

Surfshark(サーフシャーク)のVPNサービスが注目を集めています。2018年にスタートした比較的新しいサービスですが、PCやスマホなどの主要OSに対応、ブラウザやスマートTVにもVPNを設定ができます。

【結論】ディバイスが多いならSurfshark一択

先に結論から言ってしまうとSurfsharkVPNは、有料VPNでもめずらしく1つアカウントでディバイス数が無制限でVPNに接続が可能です。ディバイス数が多い、家族全員分をVPNで守りたいというニーズにぴったりはまります。

  • 1つのアカウントで無制限の同時接続
  • 1つのアカウントを家族全員で共有することができる
  • 長期プランがとくに安い、最強のコスパ

これは、Surfshark公式でもアナウンスさていますが、他の多くのVPNは最大で10台までになっています。私の場合はレアケースだと思いますが、スマホ4台、タブレット1台、PC4台を利用しています。これではもう余裕がない。他の大手VPNだともう1つIDを追加する必要があるが、SurfsharkVPNは、どんなに接続しても1つのアカウントで済みます。

そして、24か月プランはとにかく安い。プラス4か月無料で28か月利用できます。

Surfsharkについて

細かな話は後回しにして、Surfsharkの概要を少しみておきましょう。

詳細 内容
企業名 Surfshark B.V.
企業の本社住所  Kabelweg 57, 1014BA Amsterdam, the Netherlands,
VPNサーバー台数 100ヵ国に3,200台以上
暗号化アルゴリズム AES-256
対応OS Windows、macOS、iOS、Android、Linux
対応ブラウザ Chrome、Edge、Firefox
対応ディバイス Amazon Firestick TV、Chromebook

他の有料VPNと比較しても、なんら遜色ないサービスレベルになっています。

Surfsharkの詳細スペック

Surfshakの詳細にいて、見ておくべき項目をチェックしておきます。

Surfshark の導入手順や設定方法は、こちらの記事で解説しています。

SurfsharkはノーログVPN

Surfsharkはノーログポリシーに基づきサービスが運営されています。Surfsharkでは次に挙げるユーザー情報を収集しないと明示されています。

  • IP アドレス
  • 閲覧履歴
  • 使用した帯域幅
  • セッション情報
  • ネットワークトラフィック
  • 接続の時間と期間

Surfshark 自ら世界4大監査機関とよばれるDeloitte(デロイト)にノーログポリシー準拠をテストを依頼し、ノーログポリシーに従ったITシステムの運用や従業員へのヒアリングを経て、テストに合格したことを公表しています。

Surfsharkが公開しているデロイトのレポートはこちらです。

デロイトのテストより前に、ドイツに拠点を置くCure53というセキュリティコンサル会社にもVPNブラウザ拡張機能へのテストを実施し、レポートを公開しています。その時のレポートはこちら

このように自主検査を繰り返すSurfsharkの姿勢は、信頼できるサービスとして判断してもよいと思います。

Surfsharkの料金プラン

Surfsharkの料金プランは、契約月数が1か月、12か月、24か月の3パターン。契約年数が長くなると割引が大きい。24か月契約が特に安い。さらに24か月の契約だと+4か月間無料が付いてくる。

  1か月 12か月 24か月
Surfshark Starter 2,088円 588円/月 298円/月
Surfshark One 2,089円 628円/月 408円/月
Surfshark One+ 2,090円 988円/月 608円/月

30日間の返金保証は12か月、24か月プランについているので、お試し利用をしたい方は12か月、もしくは24か月プランに申込みましょう。

VPNサーバー

SurfsharkのVPNサービスは、世界100カ国以上に3200台を超えるサーバーを展開しています。この広範なネットワークにより様々な地域からのアクセスを選択でき、多様な運用に対応しています。

世界中に存在しているので、日本のサーバー情報だけでも紹介しておきます。

日本においては、サーバーのロケーションは東京に設定されています。このサーバーはCamouflage Mode(難読化サーバー)を含む、OpenVPN・WireGuard/IPSec/IKEv2といった基本プロトコルに対応しており、ユーザーに必要な機能を十分に提供します。

一方で、競合するNordVPNは大阪にもサーバーを設置しており、サーバーの選択肢の柔軟性は高くなっています。ただこの点はSurfsharkのユーザーが増加すれば、将来的に全国へのサーバーの設置が期待できると思います。

Shursharkのサーバーロケーション

さらに注目すべき点は、SurfsharkのVPNサーバーの全てが、RAMメモリーを利用しておいるということです。RAMメモリーは、電源を切ると記録されているデータが全て消去される特性があります。これにより、物理的なサーバーの持ち出し時に電源が切断されると、RAM上のデータは即座に削除されるため、データの持ち出しが事実上不可能になります。

この特徴は、Surfsharkが提供するVPNサービスのセキュリティとプライバシー保護に重要なポイントになっています。ユーザーのデータ保護に対するSurfsharkの姿勢を示すものと言っていいでしょう。

SurfsharkVPNのメリット

同時接続台数に制限がない

SurfsharkのVPNサービスの大きなメリットの一つは、1アカウントにつき接続可能なデバイス数に制限がないことです。

私は8台のデバイスを所有しており、家族のディバイスも含めるため複数のVPNサービス契約が必要です。実際にNordVPNとExpressVPN、MillenVPN、SurfsharkとAtlasVPNを契約しています。私の場合はVPNのサービスを比較できるのが幸いですが、普通の人は、コスト面で負担が大きいのでどれか一択になると思います。

多くのデバイスを利用する場合、Surfsharkは特に魅力的です。とにかくVPNへ接続台数が多い方はSurfsharkになると思います。

サービス 同時接続台数
SurfsharkVPN 無制限
AtlasVPN  無制限
スイカVPN 47台
MillenVPN 10台
ExpressVPN 8台
NordVPN 6台
セカイVPN 3台

他社比較で料金が圧倒的に安い

Surfshakの価格設定は、他の大手VPNサービスと比較しても、安価な設定でメリットのある設定です。特に24か月の長期契約は、1か月あたり300円弱と圧倒的なコストメリットがあります。

サービス Surfshark VPN NordVPN atlasVPN ExpressVPN MillenVPN スイカVPN セカイVPN
プラン名 Starter One One+ スタンダード プラス コンプリート サブスクプラン
1か月 2,188円 2,688円 2,988円 1,920円 2,070円 2,220円 1,573円 12.95米ドル 1,097円 1,100円
6か月 9.99米ドル 988円/月
1年契約 598円/月 628円/月 988円/月 660円/月 810円/月 960円/月 535円/月 8.32米ドル 540円/月 933円/月
2年契約 298円/月 408円/月 588円/月 560円/月 710円/ 月 860円/月 360円/月 878円/月
3年契約 223円/月        
返金保証 30日間 30日間 30日間 30日間 30日間 30日間 30日間 30日間 30日間 30日間

中国でも使える

Shurshark公式で、中国からの利用可能と表明しています。ただ、外的な要因によって常にアクセスできる保証もないとも発信されています。

当社の手に負えない外的な要因によって、常にアクセスに支障がないとは保証することはできませんが、最も信頼でき、一貫したサービスを提供できるよう努めます。最新技術への投資を続け、サービスの安定性と効果を維持するために、革新的な戦略を採用しています。

引用:あなたは2023年の中国でVPNを使用することができますか?|Surfshark

中国でVPNの利用は違法ではありませんが、中国政府に協力する限りVPNプロバイダーに運用をを認めています。ですので多くのVPNプロバイダーは中国にVPNサーバーを設置していません。Surfsharkも中国本土にはサーバー設置はなく、香港に52台のサーバーが設置されています。

速度も十分速い、がもうちょっと欲しい

Shurshark公式では、NordVPNやExpressVPNのサイトと比較して速度のアピールが「ほどほど」なのはこの実測値が原因かもしれません。しかしながらMillenVPNと比較しても十分速いので、大手のVPNサービスとしては快適に使えると判断して問題ありません。

Shursharkの速度測定

そもそも、テストした回線がahamoなので、回線の問題なのかもしれません。UPLOADがズタボロなので、継続してテストしてみます。

SurfsharkVPNの注意点

日本語対応が不十分

Surfshark公式サイトも、Surfsharkのアプリ、アカウントのマイページもすべて日本語化されていますので、普段使いでは全く問題がありません。

しかしながら、Surfshark Helpセンターは日本語未対応のページも存在しています。ブラウザの翻訳機能を使えば全く問題ないのですが、最初は戸惑うかもしれません。

Surfsharkのヘルプセンターは日本語未対応

ライブチャットとメールの問合せ場所がわかりにくい

Surfsharkのサポートには、メールとライブチャットの二つの問い合せ方法があります。しかし、公式サイト上の問い合せができる場所が非常にわかりりにくいところに配置されています。より使いやすい動線上に、変更して欲しいと思っています。

Surfshakの問合せ方法

問い合わせを行うには、公式サイトの上段から「メニュー」→「リソース」→「ヘルプセンター」と進みます。ヘルプセンターの一番下に「Can’t find what you need?」というセクションがあり、そこに問い合わせのオプションが記載されています。

Surfshakの問合せ方法 Surfshakのヘルプセンター Surfshakのチャットの問合せ

「Submit a request」からはメールでの問い合わせが、「Chat with us」からはチャットでのサポートが開始されます。なお、チャットは英語対応のため、Google翻訳を併用すると良いでしょう。

また、既にヘルプセンターに記載されている内容に関しては、Chat botとのやり取りが行われ該当ページへのリンクが表示されます。急いでいなければ、メールでもチャットでも対応可能です。

「日本語でのやり取りが可能か」という問い合わせには、「英語のみ対応しており、エージェントにつなぐか?」と返答されました。

SurfshakのChatは英語のみ。

Surfshark VPNを使用する際、インターフェースのほとんどは日本語化されており、ヘルプセンターもブラウザの翻訳機能を使うことで問題なく利用できます。ChatやE-mailでの問い合わせの必要性はほとんどないと思われますが、それでも不安が残る場合、完全な日本語サポートを提供する国産のMillenVPNなどのサービスも選択肢の一つとなり得ます。

まとめ:Surfsharkは使える

SurfsharkのVPNサービスでは、12か月以上の契約で顕著にコストパフォーマンスが高くなります。特におすすめは24か月プランで、これには追加の4か月無料期間が付帯して実質28か月分となります。また、12か月以上のプランには30日間の返金保証があり、実際に使ってみてから判断することも可能です。

他のVPNサービス、例えばNordVPNやExpressVPNと比較した場合、Surfsharkは少し速度が遅いというデメリットがありますが、モバイル回線で100Mbpsを実現しているため、速度差を体感するのは難しいかもしれません。

最高の速度を求める場合はNordVPNやExpressVPNが適している一方で、1契約で全てのデバイスをカバーしたい場合はSurfsharkが良い選択です。また、月額300円弱という低価格であるため、サブVPNとして利用するのも「あり」です。

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