動画配信サービスやビジネスのセキュリティ確保など、様々な目的でVPNを利用するユーザーが増えています。一般的には有料のVPNがおすすめですが、無料VPNにも注目が集まっています。本記事では、無料VPNのリスクとその対策、有料VPNの違いについて詳しく解説します。
無料VPNの使用時の注意点
インターネットの安全性とプライバシーに対する関心が高まる中で、VPN(仮想プライベートネットワーク)の利用が普及しています。コストが掛からない無料VPNは、魅力的なサービスであることは間違いないです。しかし、無料VPNを使用する際には、いくつかの重要なリスクがあります。
無料VPNのセキュリティリスク
無料VPNプロバイダーは運営コストをカバーするために、ユーザーデータの収集や第三者への販売に頼ることになります。また、無料VPNはセキュリティ機能が限定的であるため、データ漏洩やサイバー攻撃のリスクが高くなる傾向にあります。加えて、接続速度の低下、多数の広告、帯域幅の制限などの技術的な制約もあります。
無料VPNは表面的には魅力的ですが、安全性、プライバシー、パフォーマンスの面では妥協が必要なケースが多いと認識しておきましょう。
無料VPNのセキュリティリスクが高い理由
- 運営元が信頼できない、そもそも運営元が確認できない
- セキュリティー機能が備わっていない場合がある
- 不特定対数がVPNサーバを提供しているVPNがある
- 専用アプリがなく、そもそも敷居が高い
基本的なセキュリティー機能が備わっていない
有料VPNであれば基本的な機能ですが、無料VPNでは備わっていない場合が多いです。
- キルスイッチ:VPNが切断された時に、インターネットアクセスを遮断する
- DNSリーク対策:DNSサーバから接続先の情報が漏れる欠陥への対策
- ノーログポリシー:VPNサーバにログを保持しない仕組み
これらは、基本的なセキュリティー機能として、有料のVPNでは基本的な機能として備わっています。これらの機能が無い場合は、利用時のセキュリティリスクが高まります。
VPN接続の専用アプリがない
有料VPNでは普通ですが、VPNに接続用の専用アプリがほとんど用意されいません。
専用アプリがない場合は、Windows,macOS,iOS,Androidなど、それぞれ個別のディバイスに応じて手動設定する必要があります。
利便性や導入のしやすさを考慮すると、やはり有料VPNという選択になります。
無料VPNの使用時の注意点
すべての無料VPNが悪質とは限りませんが、信頼できるサービスの選択と安全な使用方法には注意が必要です。重要なオンライン活動や機密情報の送信には、信頼性の高い有料VPNの使用が推奨です。
無料のVPNサービス
これらの注意点をしっかり押さえたうえで、代表的な無料VPNサービスを見てみましょう。
無料VPNサービスは多く存在しますが、使い勝手や通信容量に制限があるため、選び方には注意が必要です。ここでは、特におすすめの2つの無料VPNサービスを挙げさせてもらいます。
VPN Gate(筑波大学)
筑波大学が運営するこのVPNサービスは、学術研究の目的で提供されています。無料で利用可能で、世界中に4,500台以上のサーバが稼働しており、豊富な接続経路が利点です。
しかし、サーバはボランティアによって提供されており、「接続ログ」が保存されるため、セキュリティ面での注意が必要です。セキュリティが特に重要でない用途、例えば動画配信サービスの視聴などに適しています。
Proton VPN
Proton VPNは有料プランの提供に加え、機能限定の無料プランも提供しています。無料版では、接続先のサーバがアメリカ、オランダ、日本に限定され、同時接続は1台までとなります。通信速度は不安定な場合がありますが、一時的なVPNの利用には適しています。
Proton VPNの無料版も有料版と同様に「ノーログポリシー」を採用しているため、安心して利用できます。
無料VPNと有料VPNの比較
無料VPNと有料VPNの間には、機能、セキュリティ、プライバシー保護の面で顕著な違いがあります。有料VPNは一般的に高度なセキュリティ機能と安定した接続速度を提供しますが、無料VPNではこれらが不十分な場合が多いです。
メリット | デメリット | |
有料VPN | 高いセキュリティ 専用アプリで簡単利用 |
ランニングコスト |
無料VPN | ランニングコストが無料 用途限定すると普通に使える |
セキュリティに不安 |
無料VPNはランニングコスト無料がやはり魅力的でるものの、セキュリティに難があるものが仕方のないことだと感じます。有料VPNも長期契約にすると割引額が大きくなるので、最初から有料VPNを選んだ方が良かったという結果になります。
特に次の用途でVPNの利用を検討しているのであれば、最初から有用VPNを利用したほうが幸せな結果になります。
最初から有料VPNを利用した方がよい
- 動画配信サービスを利用したい
- 個人情報や機密情報の送受信
- 政府・ISPなどの検閲回避
- アクセスログを秘匿
- 金融サービスの利用
有料VPNの選択方法については、次の記事で徹底的に説明しています。
https://maskip.jp/personal-use/
まとめ:安全なインターネット利用のために
無料VPNは初期費用、ランニング費用が不要の魅力的な、VPNサービスです。しかしながら、セキュリティ、プライバシー、接続品質に多くの制限があることを理解して、利用することが重要です。VPNの選択は単なる価格の問題ではなく、オンラインでどの程度の安全性とプライバシー保護のレベルが必要かを基にして、利用するサービスを決定する必要があります。