ExpressVPN

【使ってレビュー】ExpressVPNの通信速度、使いやすさと価格について。

ExpressVPNを使ってレビュー

ExpressVPNはやはり速度が速いとのことなので、この記事では特に通信速度の実測データを基も加えてレビューしていきます。ExpressVPNのレビューを探している方は、ExpressVPNとNordVPNのどちらを選ぶか迷っていると思うので、両サービスの比較も含めてお伝えします。

この記事の目次(クリックでジャンプ)
  1. ExpressVPNの特徴
  2. ライバルのNordVPNと比較
  3. ExpressVPNについて

ExpressVPNの特徴

ExpressVPNの特徴は、この2つです。

  • ExpressVPNは速い
  • ExpressVPNは高い

VPNを使うとVPNサーバーを経由した通信になり、どうしても通信速度の低下に悩まされる。ExpressVPNはこの速度低下の問題を最小限に抑え、高速なVPNサービスを提供しています。

通信速度

ExpressVPNの通信速度については、以下のグラフを参照してください。ExpressVPNのダウンロード速度は青色、アップロード速度はオレンジ色のグラフです。単位はMbpsです。

ExpressVPNの通信速度の実測結果

このグラフは、17日間にわたるExpressVPNの通信速度を記録したものです。ExpressVPNの平均速度は114Mbpsに達します。これは、僕が契約している5つのVPNプロバイダで最も高速な結果です。この速度ならば動画視聴も快適です。

ExpressVPNはとにかく速度を求める人にお勧めです。インターネットは24時間ともにするパートナーだから、とにかく「データを待つ」という状況は避けたい。僕のネット利用の使い方は、Web利用と動画配信サービスだから、50Mbps以上出ていれば十分。100Mbpsもあれば快適そのもの。

価格設定

ExpressVPNは他のVPNサービスと比較して料金が高めの設定。高速性を考慮すると、そのサービスを提供するためのコストとしては納得せざるを得ないでしょう。ただ、正直、高い。2年契約の長期でもいいのでNordVPNぐらいまで下げて欲しいと思っています。

プラン 1か月 6か月 12か月
金額 12.95米ドル 9.99米ドル 8.32米ドル
30日間返金保証

ライバルのNordVPNと比較

ExpressVPNを検討する場合、NordVPNが競合として出てきます。どちらが良いかと迷うかもしれないが、結論としてはどちらを選んでもストレスはないと思う。

  • ExpressVPNの競合はNordVPN
  • どちらを選んでもストレスは無い

あとは自分の拘り、好みで選んでOKです。

速度(速いほうが良い)

2社のダウンロード速度を17日間取得したのが下のグラフになる。赤い線がExpressVPNで、青がNordVPNのダウンロードの速度。単位はMbpsでグラフが上にあるほうが速いという意味です。

ExpressVPNとNordVPNの速度比較

たまにバラつきが出る日があったけど、ほぼ同じような速度が出ている。ExpressVPNの方が比較的、速度の振れ幅が少なく安定している。

価格(安いほうが嬉しい)

当然、安いほうが嬉しい。ExpressVPNは1プランなのに対し、NordVPNは使うオプションによって3つのプランに分かれている点のが特徴。

サービス ExpressVPN NordVPN
プラン名 スタンダード プラス コンプリート
1か月 12.95米ドル/月 1,920円 2,070円 2,220円
6か月 9.99米ドル/月
1年契約 8.32米ドル/月 660円/月 810円/月 960円/月
2年契約 560円/月 710円/ 月 860円/月
3年契約
返金保証 30日間 30日間 30日間 30日間

ExpressVPNは米ドル決済なので、クレジットカードが日本円で請求してくるタイミング為替レートに影響されるので頭の片隅に入れておきましょう。

サーバー設置(多い方が良い)

VPNサーバーの設置数は、多ければ多い方がよい。使いたい国や地域がもう決まっているなら、その国や地域にVPNサーバーが設置されているかを確認すればよい。

  • ExpressVPN 105カ国3,000台以上
  • NordVPN 61カ国6,037台以上

VPNサーバーの検索は各公式サイトで可能です。

ExpressVPNのVPNサーバー検索
NordVPNのVPNサーバー検索

同時接続台数(多い方が嬉しい)

同時接続台数は非常に重要。なぜなら、すべての端末でVPNを保護していくと、すぐに上限に到達してしまうから。結果、僕のように5つもVPNを契約する羽目になる。

  • ExpressVPN 8台
  • NordVPN 6台

この点は明らかなにExpressVPNが有利。

ExpressVPNについて

では、ExpressVPNについてご紹介しましょう。

詳細
企業名 Express VPN International Ltd
企業の本社住所 イギリス領ヴァージョン諸島
VPNサーバー台数 105カ国3,000台以上
暗号化アルゴリズム AES-256
対応OS Windows、MacOS、Linux、iOS、Android、Amazon Fire TV
対応ブラウザ Chrome、Firefox、Edge、Brave、Vivaldi
対応ディバイス パソコン、スマートフォン、タブレット、Andoird TV、Amazon TV、Apple TV

ExpressVPNは2009年に設立された、大手のVPNプロバイダーです。企業本社をイギリス領ヴァージン諸島に置いているのは、プライバシー法を強力に推進している地域だから。イギリス領ヴァージン諸島(BVI)のプライバシー法についての詳細情報は少ないが、例えば個人データーを取得する際、利用する際、BVI以外の国に転送する場合など様々な規制が掛けられ、僕たちの情報は守られている。

ほとんどで日本語対応可能

肝心な日本語の対応について。公式は日本語対応になっているし、ヘルプコンテンツも一通り日本語対応になっている。24時間365日のライブチャットは、英語対応になる。

ヘルプは一部のヘルプコンテンツが英語しか用意されていない。ヘルプコンテンツの方はブラウザの翻訳機能で全く問題なく利用できるが、ライブチャットは翻訳サイトを使っての利用になるので、ひと手間かかるイメージ。

世界中に設置されたVPNサーバー

ExpressVPNは、世界105カ国に3,000台以上のVPNサーバーを展開しています。日本では東京(2ヵ所)、渋谷、横浜にサーバーが設置されています。

ExpressVPNの日本サーバーの選択画面

しばらく使用不可だった横浜のサーバーも復活しています。私の普段使いから見れば、東京と渋谷のサーバーは高速でした。

動画配信サービスへの対応

ExpressVPNは、Netflix、BBC iPlayer、Disney+、Amazon Primeなど、多くの動画配信サービスに対応しています。ただし、接続経路や中継サーバーによってアクセスがブロックされる場合もあるため、30日間の試用期間を利用してサービスの利用可能性をまず確認する必要がある。

ノーログポリシーと完全なプライバシー保護

ExpressVPNは、ノーログポリシーを実施するVPNサービスです。ノーログポリシーはユーザーの閲覧履歴、ダウンロードしたファイルのほかユーザーのデータを一切保持しないことを意味している。

ExpressVPNのサーバーはRAMベースで、電源が切断されるとデータが自動的に消去される設計になっている。仮にサーバーが物理的にアクセスされ、持ち出されたとしても、電源が切れた時点でユーザーデータは消えている。

また、ExpressVPNは2022年6月27日に施行されたインドの新しいデータ法(VPN規制)により、インドのサーバーを撤去したことも話題になった。この法律はVPNプロバイダーがユーザー情報を最低でも5年間保持することを義務付けていいる。ユーザー情報の保護の為、インドサーバーを撤去したことはExpressVPNが真摯にユーザー情報の保護に向き合っている証拠。

ExpressVPNの支払い方法

ExpressVPNは様々な支払いオプションが用意されています。一般的なクレジットカードやPayPalのほか、仮想通貨や海外の決済システムも利用可能です。

ExpressVPNの支払い方法ExpressVPNの申込ページから

僕は海外サービスの決済に、主にPayPalを使うようにしている。仮に完全なプライバシー保護を目指すのであれば、仮想通貨の支払いも選択肢になる。

ExpressVPN Aircoveが使える(かも)

ExpressVPN Aircoveの姿図

ExpressVPN Aircoveとは簡単にいうと、自宅のWi-FiルーターにExpressVPNをインストールしたもの。自宅からWi-Fiでインターネット接続する端末は全部、ExpressVPN Aircoveを経由してインターネットにつながるから、1台ずつExpressVPNをインストールする手間も、同時接続台数の上限も気にする必要はない。

残念なことに機器は、AmazonとFlashRoutersで購入できる。ただ、Amazonは日本のアマゾン(Amazon.co.jp)では販売しておらず、FlashRoutersも日本への配送をしていない。

AirocoveはAmazonで購入できる

米国Amazon(Amazon.com)で確認するも、これじゃね?というのが出てくるのですが販売元が「Express Technologies Ltd」じゃないので、スルーです。やはり日本向けの出荷が出来ないのか。

Aircoveに類似した商品

家中の端末をこれ1台でVPNに接続してしまうというのは、ロマンがあってよいですね。正規で日本で購入できるようになれば試してみたい一品です。

ExpressVPNの導入や設定方法については、次の記事で紹介しています。
【初心者向け】ExpressVPNの導入ガイド:初期設定から詳細まで網羅

ExpressVPNの申込は公式サイトより